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職務経歴書の書き方

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転職活動の必須アイテム「職務経歴書」
仕事で毎日何人もの方の「職務経歴書」を目にします。
数多くの採用担当者様からのフィードバックも頂戴します。
履歴書と違って自由書式なので、自由だからこそ「正解」がわからない。
そこで本日は、数え切れない「職務経歴書」を拝見し、企業目線に立って添削してきた私が思う「正解であろう書き方」をお伝えします。

履歴書・職務経歴書はなぜ必要?

転職活動の応募書類として、履歴書・職務経歴書の2つは必須提出書類です。
でも、重要視されるのは職務経歴書です。
※エンジニアさんやクリエイターさん場合は実際のアウトプットソースコードやポートフォリオ重視の場合もあります。

転職活動をしたことがある人、これからしようと思っている人ならわかると思いますが、正直、履歴書も職務経歴書も作るのめんどくさいですよね?
これが嫌で転職活動を足踏みしてる人もいるようです。
でも、作らないといけない。

だったら、それぞれの目的を理解したうえで作成してみませんか?
そうすることで、少しは書きやすくなると思います。

そういう方にこれらの書類が必要な理由を説明するのにイメージしやすい例えとして、私はよくiPhoneを使うのですが、これは私が家電やガジェットが好きだからなのですが、これをご覧の皆様は、スマホ・ガラケー・タブレット・PCのどれかを必ず使っているので、お手元のデバイスでイメージしてください。
わかりづらければ食品やお洋服でもokです。

履歴書はスペック表

スペック表って何?という方は↓をご覧あれ。



要するに、誰がみても変わらない・統一された価値を持っている情報です。

履歴書に置き換えるのであれば、こんなイメージです。
・製品写真=履歴書の写真
・メモリ容量、チップ等=学歴
・カメラ性能、防水性能等の機能性=職歴
・使えるアプリ=資格や語学力

食品なら、裏面に書いてある成分表(カロリー等の栄養価が書いてある表)になりますし、お洋服ならサイズや素材が書いてあるタグです。

ガジェットだろうと食品だろうとお洋服だろうと、形式はほとんど同じですよね?
これは法律で決まってる部分もあるのですが、履歴書も書式や記載すべき項目はだいたい同じです。

しかも、履歴書に書く内容は、過去〜現在までにあなたが通ってきた道(学歴・職歴・取得資格)等を羅列するだけの書類なので、書こうと思ったタイミング(転職をするタイミング)でそれらをすぐに変えることはできません。

つまり、実際は「中卒」なのに「大卒」と書くことは出来ない、ということです。
(経歴詐称になりますので、絶対にダメです)
過去は変えられないので、受け入れるしかありません。
それが、履歴書に書くべき項目です。

だから、淡々とシンプルに書きましょう。
履歴書の書き方は別記事で解説しています。超シンプルな書式もありますので、あわせてご覧くださいませ。

【アイキャッチ】履歴書の書き方〜無料サンプルあり〜
履歴書の書き方(無料サンプルあり) 履歴書の書き方 どんな会社、業界、職種であっても、転職活動の応募書類として、履歴書・職務経歴書の2つは必須提出書類です。 ...

職務経歴書はカタログ+取説

一方の職務経歴書は、自由形式です。
ググればたくさんのサンプルが出てきますが、コレじゃなきゃダメ!というのはありません。
目的にさえ沿っていれば、何でも良いです。

大事なのは、形式ではなく、目的を理解すること。
では、その目的は何なのか?

自分を「売り込む」ということです。

これもiPhone14に例えるならば、このページになります。



iPhone14の魅力がたくさん詰まったページです。
写真はもちろん、魅力的なキャッチコピー、過去製品との比較していかに性能がアップしたかがふんだんに盛り込まれていますよね?

これを見た人に「iPhone14欲しい!買いたい!!」と思ってもらうためのページだからです。
食品であれば、パッケージ。お洋服であれば、店頭のディスプレイや、店員さんが実際に着ている姿がそれにあたります。

職務経歴書も同じです。
職務経歴書を見ている企業に「採用したい!一緒に働きたい!!」と思ってもらうことが目的です。

履歴書・職務経歴書を作成するときは、これらを踏まえて作成すべし!ということをまずは覚えておいてください。

企業が見ているポイント

では、「採用したい!一緒に働きたい!!」と思ってもらうためには、どうしたら良いのか?ということですが、書類選考のみならず、面接等の全ての選考で企業が見ていることは、とてもシンプルです。

ズバリ「うちで採用するメリット、ある?ない?」それだけです。

みなさんがスマホを買う時、食品やお洋服を買うときも同じじゃないですか?
飢餓状態とか、裸で路頭に迷っているような危険な状態でもない限り、何でも良いわけありません。
様々な商品を比較して、自分にとって本当に必要なのか?買う意味・メリットがあるのか?を検討して購入すると思います。

企業も同じです。
募集をかける=人が必要な状態ではありますが、誰でも良いわけではありません。
誰でも良ければ、わざわざお金と手間をかけて募集はかけません。

だから、応募があった場合は、あの手この手で選考をします。
そして、選考を受ける皆さんは、企業に「採用したい!」=「うちに必要な人材だ!」と思ってもらう必要があります。

では、「うちに必要な人材だ!」と思ってもらうために必要なことは何か。
どの会社でも確認しているのは、大きく2つです。

1.即戦力になるか

中途採用の大原則は、「即戦力」の採用です。
未経験者をじっくり育てるなら、新卒採用の方が圧倒的にラクでお得だからです。

もちろん、第二新卒採用や、中途採用でも未経験者可の募集もありますが、全体の求人数からみたら圧倒的に少ないです。(体感値で1割未満)

【未経験歓迎ってホント!?】未経験の仕事に転職する現実と成功のポイント じゃがとら 今までとは違う業界で違う仕事がしてみたいんだけど、経験がないから無理ですよね? ぽてとら よくいただく質問ですね。...

企業が「即戦力採用」をしているのであれば、応募者である皆さんがすべきことは、
「私は御社の即戦力になれます」と自信を持って正しく伝えることです。

即戦力だと思ってもらうために伝えるべきことは、たったの3つ。

  1. 定量的な実績・成果
  2. 定性的な実績・成果
  3. 成果が出た理由

敢えて実績を定量・定性に分けているのは、どちらかしか書かない人が多いから。そして、片方だけではわかりづらく、両方揃うことで、情報の精度が高まるからです。
正しく伝えるということは、誰がみても、分かる状態ということだからです。

特に、応募先の企業が、今までとは異なる業種・サービスを扱う企業の場合、同業同職種でも明らかに規模が違う場合は、注意が必要です。

なぜなら、扱う商材や規模が変わると、数字の価値が変わるからです。
仮に「売上実績:10億円」とだけ書いても、その価値は一定ではないからです。

例えば、日産のディーラーで一般消費者向けに新車を売っていた営業マンが、トヨタのディーラーに転職しようとするのであれば、扱う商品(新車)の値段、販売方法、売上目標はそこまで大きく変わりません。

しかし、今まで銀行の窓口で一般消費者向けに株や保険等の金融商品(1契約当たり数万円〜数百万円)を売っていた営業マンが、1台数億円〜数十億円の機械を作っているメーカーに転職しようとしたらどうでしょうか。

今までとは、売る相手も、商材も、価格帯も全然違います。
そのため、同じ営業でも必要なスキル・経験・知識は全然違います。
銀行の窓口営業として、営業成績トップを獲得したとしても、富裕層を相手にしない限り年間の売上は数千万円程度です。
でも、機械メーカーの営業なら、年に1台しか売れなくても売上実績は数億円です。

だから、その金額の価値を統一するために、定性情報もあわせて伝える必要があるのです。

そのうえで、その成果・実績が一過性のものではない、ということを伝える必要があります。
つまり、一発屋ではなく、継続出来る成果であるということを伝える必要があります。
だから、成果を出せた要因を自ら分析し、説明します。

上記3点を企業が確認し、あなたが自社でも継続的に同じ(またはそれ以上)成果を出し続けられると考えた時に、「うちに必要な人材だ!」と判断します。
つまり、即戦力としての成果の再現性と継続性を確認します。

2.すぐに辞めないか

成果の再現性と継続性が確認できたとしても、即採用にはなりません。

採用する企業が最も恐れているのは、採用してもすぐに辞められてしまうこと。

現代において、「うちで定年まで働いて欲しい」と思っている企業は、ほぼありません。
とはいえ、最低3年は働いてもらわないともとが取れない、と思うのが企業の本音です。

なので、少なくとも5年先のあなたの姿がイメージ出来るような記述が必要です。
特に、社会人経験が3年未満の方、現職に入社して3年未満の方、過去に短期で離職をしている経験がある方については、「またすぐに辞めるのでは?」と思われがちです。

そのため、その会社に転職し、成果を出した後、どうなりたいと思っているのか。
その未来の姿を実現するために、どんな努力をしようと思っているのか。
目の前のあなたから、未来のあなたの姿がイメージ出来るようなキャリアプラン・目標なども含めてアピールをすると良いでしょう。

これら全てが揃った時に、「うちに必要な人材だ!」と思ってもらえる確率がグッと上がります。

企業は全部読んでない!

職務経歴書の目的を抑えて記述したとしても、企業がパッと見た時に「読みづらい」と感じてしまったら、読んでくれません。
もっと言うと、最初から最後まで丁寧に読んでくれると思ってはいけません。
全員の書類を隅から隅まで読む企業はほとんどありません!

それを踏まえ、「読ませる文書」「読みたくなる文書」を作成しなければなりません。

では、どんな文書が「読みたくない」と思うのか。

  • ページ数が多い(4ページ以上)
  • フォントが小さすぎる(大きすぎるのもNG)
  • 行間が詰まりすぎたり、開きすぎたりしている
  • 明らかな誤字脱字
  • 口語調(砕けすぎ)や上から目線な書き方
  • 見出しがない
  • 一文が長い

パッと思いつくのこんな感じです。
この逆をやれば良いので、まずは作成してみてください。
そのうえで、完成した職務経歴書を次のチェックポイントに沿って確認してみてください。

読みやすい文書作成のチェックポイント

  • フォントの種類は統一されていますか?
  • 読みやすいフォントのサイズになっていますか?
    └表題(14〜16pt)
    └見出し(12〜14pt)
    └本文(9〜11pt)
  • 行間や改行の位置は適切ですか?
  • 見出しや表を使ってまとめていますか?
  • レイアウトは崩れていませんか?
    └表の大きさ行・列が揃っているか
    └罫線が消えていないか
  • 環境依存文字を使用していませんか?
  • 数字・英字の全角・半角が混在していませんか?(半角に統一を推奨)
  • 西暦・和暦が混在していませんか?(西暦を推奨)
  • 誤字脱字はないですか?(Wordの校閲機能文章構成ツールの利用を推奨)
  • 作成日は最新ですか?
  • 固有名詞(社名・製品・サービス名)に誤りはないですか?
  • 法人格の種類と位置はあっていますか?省略していませんか?
    └法人格=株式会社、合同会社、一般社団法人…等
    └位置=前株・後株(株式会社●● と ●●株式会社は全然違います)
    └省略=(株)は原則NG。環境依存文字もNG

ちなみに、あまりないかと思いますが、企業から手書きを指定されない限り、手書きの履歴書・職務経歴書は避けましょう。
「PCが使えない=ITリテラシーが低い」と判断されてしまいます。

職種別の職務経歴書テンプレート

私も色々持っているのですが、職種別にポイントが違うので、大手転職サイトのものをご紹介しておきます。
ここまで出来るのは大手ならではなので、活用してみてください。


まとめ

「自由」だからこそ難しい職務経歴書ですが、「目的」を抑えて端的に書くことがポイントです。
ポイントを抑えて、企業の立場に立って作成することが大事です。
転職エージェントを利用すれば、添削もしてくれると思いますので、遠慮なく依頼しましょうね。

※添削してくれないエージェントはそういうスタンスのエージェントだということです。
あなたのことを思った転職支援ではなく、エージェントにとって都合の良い求人を紹介される可能性がありますので、ご注意ください。

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ぽてとら
人材業界で15年程の経験があります。法人向け採用コンサル実績約600社。転職希望者のキャリア面談実績約2000名の経験から、就職・転職・キャリアづくりについて発信しています。 詳細プロフィールはコチラを御覧ください。


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