本日の金言
目標なんて持たなくて良い。
目の前のことに全力で取り組め。
前だけ見て進んで行って、ふと振り返ったときに、
お前が歩いてきた道が出来ていればそれで良い。
出来ないことを克服するのってしんどくない?
これからは、出来ること・得意なことを伸ばしていかない?
言葉の主
今回の登場人物は2名。
いずれも2007年〜2017年まで在籍していた、
人材業界大手R社の上司です。
1時間みっちり壁打ちのお時間をいただき、
その際にいただいたお言葉。
は、2015年頃に当日のマネージャーとの
半期の評価面談の時にいただいたお言葉。
【前提】”現在地”と”あるべき姿”
![あるべき姿](https://career-advisor.net/wp-content/uploads/2022/11/7cc1e55eea859799458d314cddf8a24d.png)
R社で日常的に多用される考え方を図解したもの。
それはもう、何にでも使うw
個人の目標設定はもちろん、お客様に提案する時も同じ。
- ゴール・目標を設定する
- 客観的に現在地を把握する
- ギャップを埋めるために行動する
ただそれだけです。
とはいえ、ゴール・目標を設定するのって難しくないですか?
営業としての目標は、会社が勝手に設定してくれます。
お客様の課題は、聞けばわかります。
でも、個人の成長、自分のキャリアのゴール設定はとても難しい。
だって、正解はないし、未来は見えないから。
R社に入る時の面接で、私は「将来、起業したい」と言いました。
ただそれは、社会を知らなすぎる若者の戯言でした。
子供が無邪気に「お姫様になりたい 」
「サッカー選手になりたい 」と言っているのと同じ。
と、すぐにわかりました…。
それ以来、大きな目標が持てなくなりました。
でも、半期毎に評価面談はやってくる。
否応なく、「目標設定」を求められる。
その結果、私の目標設定は、
「出来ないことを出来るようにすること」になりました。
例えば、こんな感じ。
・業務効率を上げて、残業を減らす
・ロジカルライティングを身につける
・苦手なお客様をなくす
入社した当時は若いし、出来ないこと、苦手なことも
当然たくさんありました。
なので、ネタに困ることはありませんでしたが、
周りが大きな目標に向かって頑張る姿を見て、
若かった私は、勝手に焦っていました。
そんな時にいただいた言葉が
大いに救われました。
また、単に慰めるための言葉ではなく、
この部長の素晴らしいことは、私の家族構成や幼少期からの出来事、
思考などを順にヒアリングし、私の軸を見つけ、そのうえで、
私の強みと弱みを瞬時に見抜き、整理してくれたのです。
数年後にようやく理解できたのですが、
この部長がやってくださったことは、
モチベーショングラフを使った自己分析と同じことでした。
上手に私の話を聞き出しながら、情報を整理することで、
私が自分を客観視して、自動的に自己分析が出来る状態にしてくれたのです。
本当にすごい人です。
今でも凄く尊敬しています。
![【アイキャッチ】自己分析のやりかた〜モチベーショングラフ編〜](https://career-advisor.net/wp-content/uploads/2022/09/selfanalysis1-1-320x180.png)
理想だけじゃ生きられないお年頃
部長の言葉を励みに20代を乗り切ることが出来た私ですが、
経験を重ねる内に出来ないことは減っていきました。
そして、本当に心底苦手なことはずっと苦手なまま、
永遠に消えない借金のように残っていきました。
その結果、数年間同じ目標を書き続け、
「今年も出来ませんでした。でも、来年こそ頑張ります」
という形骸化した振り返りになっていきました。
そこにNOを突きつけたのが、 の言葉をくれた
女性マネージャー。
私より3つ年上のマネージャーは、「私も通ってきた道よ」
と言わんばかりのご様子で、この言葉を放ちました。
「だったらもっと早く言ってよ!」と思いましたが、
このマネージャーとの評価面談はこれが初めてだったので、仕方ない。
自己肯定感を上げる術がなかなかみつけられなかった私にとって、
本当にありがたいお言葉になりました。
金言からの気付き・学び
- 他人と比較しない
- 目の前の事に全力で取り組む
- 自分の得意を見つけて、突き抜ける程伸ばす
- その結果、目標ややりたいことが出来たら全力で取り組む
このおかげで、私は自分で自分の道を探し、
自分らしく歩けるようになりました。
他の人と同じじゃなくても良い。
遅くても良いし、違っても良い。
自分の苦手なことは、それが得意な人におまかせする。
その分、自分は誰かの苦手なことをカバーする。
そうやって一緒に何かを成し遂げられればそれでok
こうやってR社では数多くの成功体験を積ませていただくことが
出来ました。
それは、素晴らしい上司が私の長所・短所をしっかりと理解し、
受け入れ、徹底的に向き合ってくれたからです。
その姿を見て、私も将来そういう上司になりたい、と強く思うよになり、
いつからか「マネジメントがしたい」という目標を掲げるようになりました。
まとめ
「上司の金言」は、私の備忘録も兼ねて
徒然に書き連ねている、Twitter連動の不定期連載企画です。
次がいつになるかわかりませんが、
少しでも面白い、参考になったと思ってくれる方がいたら嬉しいです。
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