- 好き・得意を活かした仕事をするメリットがわかる
- 自分の好き・得意がわかる
- 好き・得意が活かせそうな仕事がわかる
- TCL分析のつまづきポイントの解決法がわかる
TCL分析は「好き」から適職を見つける自己分析方法
TCL分析は、USJをV字回復させた伝説のマーケター
森岡 毅さんがご自身の著書「苦しかった時の話をしようか」で
オススメし、メディアでも話題となっている自己分析法です。
森岡さんの実体験をベースに書かれた本です。
就活をするタイミングになった娘さんが、
「何もやりたいことがない」と言ったところからお話が始まります。
娘さんの悩み対して、お父さんである森岡さんがしたアドバイスと導きが
とても秀逸で、「なんて良いお父さんなんだ…。羨ましい。」
と思いながら、非常に勉強になると思いながら読ませていただきました。
好きこそ物の上手なれ
その秀逸ないくつかのアドバイスの1つに、このTCL分析があります。
森岡さんは、「”好きなこと”を仕事にしなさい」と仰っています。
なぜなら、好きなことは「強み」「得意」になりやすいから。
逆に、苦手なことは、努力をするもシンドイし、長続きしにくいから。
「好きなこと」なら、楽しく続けられる。
周りには「努力している」「頑張っている」と思われるかも知れないけど、
自分は楽しくてしょうがない。
その結果、成果が出やすい、結果に繋がりやすい、
と仰っています。
これについては、私も完全に同意です。
なぜなら、私がそうやって生きてきたから。
之を知る者は、之を好む者に如かず
文章塾 文LABO https://bunlabo.com/analects-do-fun-is-best/
之を好む者は、之を楽しむ者に如かず
孔子が言っているくらいですから、昔から人間の本質は変わらない、
ということだと思います。
好き・楽しい → 他の人より得意 → 私の強み
経験を経て、ここまで昇華していくことで、
好きを仕事に出来るのではないかと思います
TCL分析は、簡単そうで結構難しい
TCL分析をすることでわかることは下記の2つです。
- 自分の好きなことが可視化出来る
- 自分の好きなことが活かせる仕事がわかる
【TCL分析のやり方】
- 自分が好きなことを動詞で書き出す。最低50〜100個
- 下記の3つに分類する。
- 【T】Thinkng(考える力)
- 【C】Communication(伝える力)
- 【L】Leadership(変化を起こす力)
- 最も多い分類項目が、あなたの強み。
それぞれの強みを活かせる仕事が何か、探してみましょう。
詳細は過去記事に書いてありますので、あわせて御覧ください。
上記の説明だけで「できた!」「わかった!」ということなら、
それで問題ありません。
ただ、実際に転職・キャリア相談を通じてお話を伺っていると、
「難しい」「わからない」というお声もいただいております。
そこで!
TLC分析のかんたんツールを作ってみた
Googleスプレッドシートで作成していますので、
必ずシートをコピーしてからご利用ください。
もちろん無料です。
TCL分析かんたんツールの使い方
使い方はシート内にも記載してありますが、
前述のTCL分析の進め方と概ね同じです。
- 「好きなこと」を「動詞」で100個書き出す。(最低50個)
- 3つに分類する
- 好きを活かせる仕事一覧から仕事を探す
TCL分析かんたんツールを使うメリット
3つのステップの中で、つまづきポイントになるのは
主にこの3つ。
- 好きなことが書き出せない(思いつかない、どう書いて良いかわからない)
- 書き出せても、分類できない
- 分類できても、何の仕事が良いかわからない
このツールには、それぞれのつまづきポイントを解決するための
ヒントを入れてあります。
- 好きなことの書き方の事例(約50個)と考え方
- T/C/Lの分類の事例と考え方
- お仕事の具体例の一覧と、一覧にない仕事の探し方
私なりにわかりやすく作成したつもりではありますが、
実際に使ってみてわからなければ、
ぜひ奇譚のないご意見をいただければと思っています。
好きなことが見つけからない方へ
大前提として、
「好きなこと」は、経験の中からしか生まれません。
なぜなら、やったことがないことを、
好きになることはできないから。
嫌いになることは出来るんですけどね。
不思議ですね。
でも、思い当たりませんか?
いわゆる「食わず嫌い」です。
食べたことないけど、なんか嫌い。
やったことないけど、自分には向いてないと思うこと。
これら全て【決めつけ】ですね。
食べ物については、例えばアレルギーがある等、
明らかにダメな理由がある場合もありますが、
「こと」「もの」については、単なるイメージで
決めつけてしまっていることが多いのではないでしょうか。
それが良い・悪いという議論は今日はしません。
なぜなら、TCL分析には関係ないから。
TCL分析に「嫌い」「苦手」は一切関係ないから。
もっと言うと、TCL分析には「経験値」も関係ありません。
前述の通り、「好き」は経験からしか生まれません。
経験値は、概ね年齡に比例するため、
40代の私に比べたら、20代の方の経験値は低いと思います。
でも、TCL分析に経験値は関係ありません。
なぜなら、経験の「内容」「事柄」を聞いているわけではないから。
分類に必要なのは、「行動」や「思考」のベクトル(向いている方向)だから。
だからこそ、どなた様にもやってほしい、TCL分析。
まずは深く考えずにとりあえずやってみて欲しいです。
そのうえで、わからなければ、他の人に見てもらってください。
ご希望があれば、私の方で確認・フィードバックも可能ですので、
ご遠慮なくお知らせください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
数ある自己分析方法を試してきたワタクシですが、
TCL分析はとてもやりやすい、わかりやすい、納得感が高い方法
だと思います。
まずは、このテストを通じて、
大きな方向性(TなのかCなのかLなのか)を定めましょう。
そのうえで、具体的な職業・仕事に落とし込むと良いでしょう。
就活・転職活動中の方は、
具体的な求人票と照らし合わせて、自分の強みが活かせる仕事か否か、
また、環境(会社の社風や一緒に働く人)が自分に合うかどうか、
性格面も掛け合わせて、応募・入社する企業を絞り込むと良いでしょう。
性格面の可視化については、
既に紹介している16personalitiesも有効です。
有料でも良い、という方は個性診断をオススメします。
こんなところで突然暴露しますが、
近々【個性診断士】の資格を取得予定ですので、
こちらについても近々記事を書ければと思っています。
興味のある方は、もうしばらくお待ち下さい。
ご意見・ご感想はこちら
いかがだったでしょうか。
この記事を通じて「しあわせなキャリアを創りたい」「仕事が楽しい!」と感じたいと思っている方々が、前向きに転職活動に臨めるようになれたり、今の仕事に向き合えるようになれたら嬉しいです。
ご意見やご要望がある方は、お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。